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【図解】株チャートを学んで絶好の売買タイミングを見極めよう!【ローソク足】

株取引をする上で必須ツールとなるのが、過去の株価の値動きをグラフ化した「チャート」です。

チャートを使用して、現在の相場状況を把握したり今後のトレンド(相場の方向性)やパターンを予測し株価の動向を分析します。

売買のタイミングを見極める時にも使われていて、株価の上下動が一目で判断でき、また数値等のイメージしにくいものを視覚的にわかりやすくしたのがチャートの特徴です。

このブログでは、チャートの見方について図を使ってわかりやすく解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。


チャートの見方を極めれば、その形状から「相場で起きていること」や「相場の転換点」「投資家の心理」等が掴めるようになります。

目次

 

ローソク足チャートについて

チャートの種類

チャートには「ラインチャート」「平均足チャート」「バーチャート」等、いくつかの種類がありますが、1番よく使われているのがローソク足チャートです

チャートの見方

チャートを構成しているのは4つの要素からなるローソク足です。

一定期間の株価の動きをあらわしたローソク足を複数つなげて、1つにグラフ化しているのがチャートです。

 

株チャートを構成する4つの要素
  • 高値(たかね):一定期間内で最も高い価格
  • 始値(はじめね):一定期間内で最初についた価格
  • 終値(おわりね):一定期間内で最後についた価格
  • 安値(やすね):一定期間内で最も安い価格

 

また、ローソク足「陽線」「陰線」の2種類あり、始値より終値が高い場合は陽線」、逆に始値より終値が低い場合は「陰線」と呼びます。

 

ローソク足の時間軸

 

ローソク足には、1分、3分、5分、15分、1時間、日足、週足、月足等、始値から終値までのそれぞれ異なる期間で区切った時間軸が様々あります。


例えば、日足であれば1本のローソク足で1日の値動き(始値9:00~終値15:00と1日の間で1番高い株価と安い株価)をあらわします。

チャートを見る時に心掛けるポイントは、相場の大きな流れを把握したい場合は月足、週足等の上位足、小さい流れを把握したい場合は1分足、5分足等の下位足というように使い分けます。


どの時間軸のチャートを使用するかは、それぞれのトレードスタイルによりますが、一般的にはまず時間軸の長い上位足で相場の全体の状態を把握してから時間軸の短い下位足でエントリーポイントを見極めます。

 

【トレードスタイル別】使用する時間軸の大まかな目安

 

トレードスタイル 上位足 下位足
スキャルピング 15分足 1分足・3分足・5分足
デイトレード 1時間足・日足 5分足・15分足
スイングトレード 週足・月足 1時間足・日足
長期トレード 月足・四半期足 日足・週足


トレードスタイルについては以下のブログに詳細を記載していますので、是非チェックしてみて下さい。

 

関連ブログ:【株取引】自分に合うトレードスタイルを4つの中から見つけよう!【初心者歓迎】

 

 

ローソク足の基本9パターン

ローソク足の形状は、株価の上下動の幅によって決まります。実体やヒゲの長短やバランスは複数存在しますが、ここではローソク足の基本となる9パターンを紹介します。

大陽線・大陰線

長い実体があり、ヒゲは実体に対して短い形状のローソク足です。


大陽線は大幅に株価が上がった時の形で、今後もトレンドの勢いが強くなるとみるのが一般的で、本格的な上昇トレンドが始まる可能性があり、株価が上がっていく可能性が高いです。

大陰線は大幅に株価が下がった時の形で、今後もトレンドの勢いが弱くなるとみるのが一般的で、本格的な下降トレンドが始まる可能性があり、株価が下がっていく可能性が高いです。


つまり、どちらの形も一方的な相場展開になっていて今後もさらに同じトレンドが継続する可能性があることをあらわしています。

小陽線・小陰線

実体もヒゲも短い形状のローソク足です。

株価の上下動が少なく、始値終値あまり差がない保ち合いの状態をあらわしていて、この形が長く間続いた場合は相場の分岐点になる可能性が高いです。

つまり、相場が迷っている状態であり今後株価が上下どっちに動くのか予測がしずらいので、この形状のローソク足が長く続いた場合は様子見するが望ましいでしょう。

 

保ち合い

株価の値動きが小幅だったり、ほとんど動かない状態で揉み合っていること

上影陽線・上影陰線

実体と比較すると上ヒゲが極端に長いローソク足です。

大きな値動きがあったにもかかわらず最終的には始値終値ほとんど変わらないので、トレンドの転換点となる可能性が高いです。

この形状が上昇トレンドの中の高値圏であらわれた場合、買いの勢いが衰えて売りの勢いが強くなり、上昇トレンドから下降トレンドへ転換する可能性があるサインになります。その種類が陰線であれば下降する可能性はさらに高まります。

 

下影陽線・下影陰線

実体と比較すると下ヒゲが極端に長いローソク足です。

上影陽線・上影陰線と同様に、こちらも大きな値動きがあったにもかかわらず最終的には始値終値ほとんど変わらないので、トレンドの転換となる可能性が高いです。

この形状が下降トレンドの中の底値圏であらわれた場合は、下降トレンドから上昇トレンドへ転換する可能性がるサインになります。その種類が陽線であれば上昇する可能性はさらに高まります。

また逆に、この形状が上昇トレンドの中の高値圏であらわれた場合は、天井の可能性が高く上昇トレンドから下降トレンドへ転換する可能性があるサインになります。その種類が陰線であれば下降する可能性はさらに高まります。

十字線

始値終値がほぼ同じ株価のローソク足です。

「買い」と「売り」が拮抗している状態で、トレンドが転換する可能性を示します。

特に底値圏で現れたら上昇トレンドのサイン、高値圏で現れたら下降トレンドのサインとなる可能性があります。

十字線は「小陽線・小陰線」よりも方向性がなく膠着状態が続いていて揉み合っている状態です。

3つのトレンド

チャートの形状は「上昇トレンド」「下降トレンド」「横ばいトレンド」の3つ形状に大きく分けられます。

分析の精度を高めるポイントは、現在のチャートがどのような形状なのかを正しく判断し見極めることが重要です。

 

上昇トレンド

「買い」が一方的に「売り」よりも多く、高値を更新し続けている相場状態です。

しかし、この上昇トレンドは一方的に株価の上昇が継続するわけではなく、上下動を繰り返しながら上昇トレンドを形成していきます。

この上昇トレンド中に一時的に株価が下がった所で再度上昇するタイミングを押し目といい、この「押し目」のポイント見極めてエントリーする人もいます。

また、株価の安値同士(一時的に株価が下がった所)を直線で結んだ線のことを「上昇トレンドライン」というのですが、このラインを引くことにより株価の方向性がわかりやすく見えます。

上昇トレンドラインは、そのラインより下に株価が下降しないことからサポートライン(下値支持線ともいいます。

この上昇トレンドになってから「買い」を検討することで、損失のリスクを回避できる可能性が高くなります。

下降トレンド

「売り」が一方的に「買い」よりも多く、安値を更新し続けている相場状態です。

しかし、この下降トレンドは一方的に下降が継続するわけではなく、上下動を繰り返しながら下降トレンドを形成していきます。

この下降トレンド中に一時的に株価が上がった所で再度下降するタイミングを「戻り目」といいます。

また、株価の高値同士(一時的に株価が上がった所)を直線で結んだ線のことを「下降トレンドライン」というのですが、このラインを引くことにより株価の方向性がわかりやすく見えます。

下降トレンドラインは、そのラインより上に株価が上昇しないことからレジスタンスライン(上値抵抗線ともいいます。

下降トレンドの時は、さらに株価が下がる可能性が高いので「買い」は控えましょう。

横ばいトレンド

上昇トレンドでも下降トレンドでもなく、一定の範囲内で株価が保ち合って一進一退で推移している状態のことです。

過去に何度も反転が繰り返されており、その反転したポイントのことを「高値圏」「安値圏」といい、「高値圏」のレジスタンスラインを上に抜けた時には株価が大きく上昇する傾向があります。

この横ばいトレンド中に、株価が下がった安値圏で再度上昇するタイミングを見極めてエントリーする人もいますが、このような保ち合い相場では、上昇トレンドが形成されるまでは様子見をして、株価がレジスタンスラインを上に抜けるタイミングでエントリーするのが望ましいです。

トレンドの転換点

上昇トレンド中でも、株価が一方的に上がり続けることはありませんし、また逆に下降トレンド中でも、株価が一方的に下がり続けることはありません。

トレンドはいずれ終わりになり変化します。このことを「トレンドの転換」といい、この転換点を見極めることが株取引では重要になってきます。

例えば、下降トレンドラインによって高値を抑えられていた株価が下降トレンドラインを上へ突き抜けたら、下降トレンドから上昇トレンドに転換した可能性が高まります。

また逆に、上昇トレンドラインによって安値を抑えられていた株価が上昇トレンドラインを下へ突き抜けたら、上昇トレンドから下降トレンドに転換した可能性が高まります。

このラインを突き抜けることをブレイクアウトといいます。

 



最後に

株取引をしている人の多くはその銘柄のチャートを見て値動きを予測しています。同じチャートを見て売買のタイミングを判断しているので、必然的にチャートには人間の心理が反映されます。


逆にいえば、ローソク足の値動きから投資家の心理を読んでチャートを分析することができれば、先の値動きを予測することができるのです。


また、チャートはあくまでも1つのツールに過ぎず絶対的なものではありませんが、チャートの仕組みを覚えることで、エントリーポイントや利確ポイント、損切りポイントが視覚的にわかりやすくなるので、効率よく取引ができます。


基本的なパターンをしっかり覚えて、値動きが切り換わるサインをしっかり把握して相場の転換点を掴めるようにしましょう。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

※このブログは決して投資を勧誘したり促しているわけではありません。もし投資を行う場合には、リスクを十分に考慮した上で最終判断してから自己責任で行いましょう。